振り返り

Apex Legends シーズン5を総括 

Apex Legendsのシーズン6が、8月18日よりスタートしました。
待望の新シーズンに開発チームは大きなテコ入れを行ない、目玉の新レジェンドであるランパートの追加、マップアップデート、クラフトシステムなどに注目が集まっています。

シーズン6をより楽しむために、昨季と比較してどんな変更が行われたかを確認してみましょう。そこで、今回はシーズン5を総括する形で振り返ってみようと思います。

継続的な成長を目指したシーズン5

シーズン5は、新レジェンドであるローバの追加、キングスキャニオンのマップ変更が行われて開幕です。抜本的な改革というよりは、シーズン4のシステムをより熟成させつつ微調整を加えていくという方向性で修正が行われていきました。
ローバに関しては追加当初こそ人気だったものの、戦闘において既存レジェンドを差し置いて使用するにはアビリティの必要性が低かったためか、ランクで見かけることは少なかったと思います。

スプリット1

スプリット1は、キングスキャニオンがランクの舞台となり、マップの更新も注目を浴びました。そのマップの更新において、各地に小さな建物が誕生したことで長距離移動を強いられる局面が減り、拠点移動をしながら交戦のチャンスを窺うスタイルが主流となりました。
このスタイルに最も適していたのが、強化されたレヴナントとコースティックに強キャラとして健在のレイスを加えた構成でした。
コースティックで安全に建物を確保し、トーテム周辺に保険をかけた上で影の軍団となって襲撃するスタイルはバランスが良く逃げスキルの無い両者の移動をレイスのポータルが補完しています。

武器ではリコイルが容易になったハボックが主役となり、比較的狭いマップによって接敵距離も縮まりました。
とはいえ、お馴染みのランク用レジェンドであるジブラルタルのエリア制圧力は依然として凄まじく、パスファインダーの高所確保の特性は使用キャラが分散したことで希少性が増し、終盤に効果的でした。

スプリット2

スプリット2では、シーズン4から大きな変更は行われていないワールズエッジでのランクとなります。スプリット1よりも開けた平地を移動しなければいけない局面が増え、マップの構成上、遠くの部隊の交戦状況まで視認できることが可能でした。
これにより、距離制限の解除されたレヴナントで漁夫を狙いやすい環境が生まれ、脅威となりました。開けたマップはG7スカウトやスナイパー武器による遠距離の「ちょっかい」を可能とし、「第三の部隊による妨害をいかに回避しつつ目の前の敵と戦うか」が肝となるスプリットでした。

接敵距離はやや遠く、複数部隊の位置関係によって滅多打ちされるリスクが高いため、回避スキルのないレジェンドはやや不利であり、射線の管理や味方のダウン前後のサポートに長けたジブラルタルやライフライン、平地移動を伴う攻防に強いバンガロールやオクタンも重宝された印象です。

レジェンドと武器の修正の影響は?

シーズンを通したレジェンドの強さの変更に着目すると、長く強キャラとして君臨していたレイスやパスは、熟練のプレイヤーのみがその強みを活かしやすくなるよう調整されました。
ランクにおいてより存在感を増すようにブラッドハウンド、ミラージュ、ライフライン、オクタンなどが少しずつ上方修正されたといえます。
コースティックは弱体化を少し加えて、スプリット1で急増した使用率を落ち着かせることに成功しました。
ワットソン、ローバ、ミラージュには引き続き改善の余地があると思いますが、一時期ワットソンが競技シーンで必須であったように、少しの強化でバランスが大きく振れてしまうのを恐れて、開発サイドも慎重になっていると思われます。

武器は最終的に弱体化されたハボックの影響を受けたエネルギー武器、弾数を多く確保できないスナイパー武器はマッチの終盤に見ることは少なく、定番のライト武器、最強武器となったプラウラーを中心としたヘビー武器、そこに近距離で強力なマスティフを加えた武器構成が目立ちました。

マンネリ化と成熟のバランス

シーズン5はシーズン4のシステムから武器やレジェンドの微調整を行うことで、プレイヤーを惹きつける成熟路線でした。ランクマッチや競技シーンの戦略や戦術が磨かれていく一方で、大きな変更のないマップとレヴナントを用いた「漁夫戦法」にうんざりするプレイヤーが散見されたことも事実です。
これを受けて今後のシーズンにどんなレガシーを継承し、新たなシステムを組み込んでいくかに注目したいと思います。

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