Apexではよくエイム力や立ち回りが重要ポイントとして挙げられていますよね。
私も基本的には同意で、特にFPSの中でもApexは立ち回りの部分で大きく展開を変えられる作品です。
言い換えれば、エイムが特別優れていなくても、立ち回り次第である程度有利に戦闘を行えます。
そんな「立ち回り」という概念の中でも私は特に「安全運転の重要性」を強く訴えています。
「Apexは自動車講習や、運転時の安全確認のようにプレイすると良い」という持論があり、「あなたの予想していない事態が発生しないようにすることで勝つ可能性を上げられるよね」という話です。
簡単に言えば「事故らないように情報を集め続けよう」ということです。
今回はそのケーススタディとして、実際の動画を解説する形でご紹介いたします。
事前把握がミスへの対応力につながる
今回のケースで皆さんにイメージしてほしい状況はこちら↓
- 残り部隊が少なくなってきた終盤
- 複数部隊が睨み合う中で交戦しつつも最適な安地を見つけなくてはいけない
- 相手に対応する中で予想外の事態が発生してしまう緊迫した状況
それでは動画をご覧ください。(※ダイヤ帯のフレンドと、S8s1にランクをプレイした動画です)
ご覧いただいた動画を時系列に沿って解説していきます。
ポイントは3つあります。
①事前に部隊の行動をイメージしよう
②相手の情報を丁寧に集めよう
③予想外の事態に落ち着いて対応しよう
①部隊行動のイメージ
どんな局面でも、刻々と変化する戦況に対して、「行き当たりばったりの立ち回り」は避けたいものです。
なんとなく思考停止して行動すると、予期せぬ敵との接触、イメージと違う苦しいポジションでの戦いを強いられることになります。
予想していない状況下では、焦りやプレッシャーから撃ち合いやアビリティの使用など、操作と判断の正確性が低下しやすいといえるでしょう。
いきなり意図もなく全速力で駆け抜けるのではなく、安全運転のためにまずは目的地を設定し、そこにたどり着くための道のりで何が待ち受けるかイメージしてみましょう。
②相手の情報を丁寧に集めよう
次の安地を確認しているとレブナント、クリプト、オクタンの部隊がトーテムで突撃してきました。
落ち着いて報告しながら情報を共有し、対処していきます。
どちらからどのように攻撃してくるか、デストーテムなら敵を何人返したかは重要ですよね。
ここで私は大きな認知ミスを犯しています。
3人目として後方に飛んできたのは、別部隊のオクタンでした。
ややスキンがトーテム使用時の色に似ているのもあり、私はここで「味方に3人目は返してもらえるから全回復しよう」という判断をします。
こちらはEMPも回避し、ほとんど被弾せずに敵を返せているので、レブナント部隊が回復せずに再突撃してくることはないと考えました。脳内ではトーテムの敵全員を返しています笑
③予想外の事態に落ち着いて対応しよう
誤認によりクリプトへの対応が遅れた際に、私が行っていた地味な対応があるのですが、何か分かるでしょうか?
それは、「設置されていたポータルに向かって左に動きながら射撃を行っている」ということです。逃げる手段を意識しながら戦っていました。
結果的に味方の対応でダウンを回避できましたが、そのままポータルに入らなければダウンしてしまったかもしれませんね。
既にポータルが設置されていることなど「事前に仕入れておいた情報を最大限活用する」ことで、戦況でうまく立ち回れることを頭に入れておきましょう。
ここでも地味ながら効果的な選択をすることができました。
それは、
・肉回復ではなく、アーマー回復を選んだこと
・セルではなくバッテリーを巻いたこと
です。
安地の縮小が始まる直前の状況では、ダウンを避けるのが最優先です。
回復に時間のかかる肉回復は、ローになった私を狙う猶予を敵に与え、次の安地への移動を模索する時間を奪ってしまいます。
また、同じアーマー全回復でもバッテリーは5秒、セル2つは6秒と回復時間に差があるので、バッテリーの方が効率が良いです。
セル1つ回復ですぐ移動しても良かったのでは?という意見もあるかと思います。
私は、移動中に上に残っている敵から受ける攻撃に耐えるためには、少なくとも100以上のHPは欲しいところだったので、このような判断となりました。
さて、回復を強いられたことでポータルは消え、下に取り残されてしまった私。
左右を回る時間もなく、残された道はジャンプパッドを使って安地へ飛ぶのみです。
「そりゃそうだよな。」「当然だろう。」と皆さんも思われる判断ですが、大事なのはここからです。
ベターでなく、ベストを探す思考の旅が始まります。
選択肢①私が自己判断で1人パッドを使い、味方の位置に復帰する
上に復帰することはできます。ただし、まだ味方の位置は安地外。
ここから3人で安地へ移動するところを右上の敵から撃たれ続けることになるのです。
逃げスキルのないブラハなんかはダウンしてもおかしくない状況です。
選択肢②私がジャンプパッドを使い、1人で動画最後のポジションへ移動する
これで自己解決はできるでしょう。しかし、残された味方は平地を歩いて安地へ向かうことになります。
また、動画内の安地へ向かうルートでは車やフェンスがあり、直線的に入るにしても時間がかかるため、ダウンの可能性が高い状況です。
そこで、私の選んだ選択肢はこちら
選択肢③味方を一度後方へ呼び寄せ、全員でジャンプパッドを使い、当初の目的地だったポジションへ移動する
自分だけでなく、部隊全体にとってメリットのある判断をすることができました。
もちろん、私も毎回ベストの判断をできるわけではありませんが、良い判断をする確率を上げるためのコツ(癖)があります。
それが、冒頭でお話した「安全運転、目的地の設定、事故らないための情報収集」です。
画像①で私は戦闘で手一杯になる前に、次の目的地を選び、イメージしています。
緊迫した状況下で、最初に設定しておいた目的地が頭に入っていたからこそ、あの判断を下すことができました。
今回は、立ち回りのケーススタディとして、予防や予測の重要性、ミスした時でも情報が役に立つことの参考例をご紹介しました。
今後も「あなた自身のシチュエーション」に活かせる情報をお届けできればと思います。
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!