自分の実力を試すため、真剣勝負の環境で勝利を目指すため、Apexの魅力に取り憑かれた皆さんは今日もランクをプレイしていることでしょう。
しかし、3人1組のチーム戦である以上、同じランク帯の人とフルパーティを組んで遊ぶのが難しい人も少なからずいるはずです。
※フレンドやフォロワーさんを見る体感では、ゴールド〜プラチナ帯で野良ランク(ソロorデュオ)をしている人が多い印象でした。
今回はそんな野良ランクについて、「野良プレイヤー1人を加えたフレンドとのデュオランク」をプレイされている方向けの記事となります。
記事は二本立てです。
- 【デュオランクを理解しよう(PART1)〜メリットとデメリットの整理〜】
- 【デュオランクを理解しよう(PART2)〜RPが盛れる理由、盛れない理由〜】
本記事では、PART1として「野良を加えたデュオランクの構造」を整理します。
PART2では、「具体的なデュオランク特有の仕組みや戦闘パターン」について解説します。
デュオランクの構造や、特有の現象を言語化することで、ワンランク上への到達を目指す皆さんのプレイ向上へと役立つことを祈っています!
野良プレイヤーを含めることの前提を理解しよう
フルパとデュオランクの基本的な違いは何でしょうか?
これについては皆さんもお察しのとおり、「意志疏通のしやすさ」が1番の違いとなります。
ボイスチャット等で連携をとるフルパーティと比べ、野良とは「行動の目視」や「ゲーム内ピン」でしか呼吸を合わせられないのが大きなデメリットですよね。
※ここでは、野良プレイヤーがVCで会話をしないことを前提に論じていきます
私はこのデメリットを補いつつ、部分的にフルパよりもメリットを大きくできる可能性を秘めているのがデュオランクだと考えています。
デメリットを最小限に抑え、メリットに変換できるかは主に「デュオ側」、つまり2人でボイスチャットを介した連携をとっている側に委ねられています。
どうして「デュオ側」が重要なのでしょうか?生み出せるメリットとは何でしょうか?
一緒に整理していきましょう!
デュオパーティーに求められる「多数派としての責任感」
「3人の連携が求められるチーム戦で、2人のみが細かい連携を取れる状況にある。」
この前提で、「連携のとれる2人の行動指針」がチームの成績を左右するのは明らかです。
そのため、より連携の取れる2人がいかにブレずに一貫した行動を取れるかが鍵となります。
具体的には以下の2パターンがあります。
- 野良プレイヤーを率いて戦う
– 部隊全体の行動や立ち回り、押し引きの決定権を持ち、野良プレイヤーに追従を促す - 野良プレイヤーに従い戦う
– 野良に行動の決定権を委ね、デュオとして野良の行動指針に最適なアクションを徹底する
野良を率いて戦う
基本的には1番の「率いて戦う」スタイルがオススメです。
積極的な「ピン立て」で、「〇〇で物資を集め、〇〇を攻め、〇〇のポジションを守る」といった意図を野良に伝え続けます。
野良としては、「明確な意図をもって動いている2人組だな」と分かるので、賛成するにしろ別の提案をするにしろ、「チーム全体で動く」ことを共通認識として持ってプレイしてくれることでしょう。
「同じ絵を描いている2人組に合わせつつ、足りないところを埋める」というのは、野良としてもシンプルでやりやすいですよね。
また、物資を分けてあげたり、アーマーの進化を手伝ったり、部隊にとって有益なサポートをする姿勢は積極的に示しましょう。
例えば、野良は「デュオ側」が何の物資が欲しいか、足りないか等の情報はピンが無いと分かりません。
ちょっとした情報でも、お節介なくらい与えてちょうど良いくらいです。
このような小さな積み重ねが、野良に連携を意識してプレイしてもらうための信頼関係にも繋がります。
注意点としては、「デュオ側」がまとまりのないプレイをしないことです。
具体的には、2人が近い距離でスイッチして応戦するなど、カバーできる距離感が「デュオパーティ」で確保できていないと簡単に壊滅するシーンが増えます。
図にすると、こんな感じです↓
あなたとフレンドさんが、「今プレイしているそのランク帯を楽々駆け上がれるレベルの実力者」でない限りは、2人の距離が遠くなる位置関係はオススメしません。
どちらかに危機が迫った時に頼るのは、常に連携に劣る野良になってしまうからです。
「デュオパーティ内では共通認識なのに、野良に伝わらず負けてしまう」
↓
「だったら、共通認識のある2人がより連携して立ち回りやすい距離にいた方がいいよね」
という理屈です。
野良がかなり優秀で気の利くプレイヤーである場合を除けば、良い結果は得られにくいと考えます。
野良プレイヤーに従い戦う
2番の「野良に従い戦う」スタイルは、野良がかなり積極的に行動の提案をしてくれる場合に有効です。
提案のピン立てや漁りや移動がテキパキしている野良の場合、「ランクマッチでどのように立ち回り、どのように戦い、どのように勝つか」というイメージが描けていることが多いです。
そんなプレイヤーは、一瞬の隙を見逃さずに詰めたり、危険だと察知したらすぐに赤ピンで知らせてくれたりするので、部隊の行動も迷いなくメリハリのあるものになるでしょう。
序盤の戦い方、バッジ、ダイブ軌道、何でも良いですが「優秀な野良だな」と思うのであれば、決定権を委ねて一致団結したプレイを心がけても良いですね。
どちらの方針をとるにせよ、「3人全員で動く意識を持てるか」が重要です。フルパに元から備わっているこのメリットを、野良を加えても実現できるかは「デュオパーティ」でプレイしている2人次第、というわけです。
注意点としては、「野良を信じたのに変な動きされて負けたわ…」と勝手な言いがかりをしないことですね笑
野良に一定のパフォーマンスを求めることは、感情面では全く問題ないです。
誰でも「あそこで〇〇してくれたら勝てたのに」と思うことはありますよね。
しかし、このスタイルはあくまで「自分たちから行動の決定権を手放している」ということを忘れないようにしましょう。
戦術的な話をすると、このスタイルは、敵とのファーストコンタクトを野良に委ねることが多くなります。
野良に従うため、最初の射撃も野良になりやすいんですね。
つまり、良くも悪くも、戦闘開始時の優劣に影響を与えるのは野良になってしまうことは頭に入れておくと良いです。
そもそも許容しなければならないリスク
また、中には
「私は全く攻めません。一生ハイドしておきます。」
「見かけたらリスクもポジションも考えず、とりあえず撃ち合いに行きます。」
というような野良に直面してしまうことも、リスクとして受け入れておきましょう。
※これは、フルパでプレイしないなら大前提のリスクですね…笑
ちなみに、上記のような「野良をコントロールできない問題」は、あなた自身にそのランク帯の上位半分相当の実力が身に付けば改善されてくるものです。
自分にどうしようもない要素に不満を溜めるより、ランクの勝ち方を身に付け、あなた自身のスキルアップに集中してコントロールできる(カバーできる)領域を増やしていきましょう。
そうすれば、余計なストレスに振り回されず、野良を率いて戦う面白さを体感できるはずですし、実力を感じ取った野良がついてきてくれる確率も上がります。
もし、ランクの動きで悩んでいる方がいましたら、お気軽にお声かけください。
【まとめ】「連携不足のデメリット」を「デュオだからこそのメリット」に
ここまで整理してきましたが、改めて要点を抑えると下記のとおりです。
- デュオパーティは部隊の多数派として明確で統制されたアクションを徹底しよう
- 連携の取りやすいあなたとフレンドが、局面打開の責任を取る意識を持とう
- ボイスチャットで連携できなくても、可能な限りの意思疎通とチームワークを心がけよう
フルパと比べて連携不足になることは否定できませんが、野良に明確な方針を伝えることができれば、場合によっては部隊行動の意思決定がフルパよりしやすくなります。
イメージとしては下記のとおりです。
フルパでは「1vs1vs1」の3人の合意が必要ですが、統制されたデュオであれば「野良の意見」vs「私たちの意見」という「1vs1」の相談で行動を決めやすくなります。
フルパほどの精密さは期待できなくても、セオリーに従うような安定した部隊行動が期待できます。
これが、デュオランクならではのメリットになります。
連携や判断におけるデメリットを享受するか、メリットを生み出すかはあなた次第。
ぜひ、部隊行動の質を高めることを意識してチャレンジしてみてください。
またPART2では、RPを盛ることに関わるマッチングの仕組みや、特有の現象(デュオランクあるある)について解説します。お楽しみに!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
※質問、相談はTwitterまで、お願いいたします!