Apexランク考察①【初動で有利に行動するための降下と物資集め】

新シーズンもスプリット1がまもなく終了し、ランクリセットが行われます(執筆時点)。今シーズンこそApexのランクで1つ上のティア、1つ上のランクを目指したいと思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、その「ランクマッチに焦点を当てていくシリーズ(ランク考察)」の第一回として、マッチ開始直後のプレイについて考えていきます。

マッチを有利に進める降り方

野良でランクをプレイしていて味方がジャンプマスターとなった場合、降り方が良くないために「不必要な戦闘」や「物資が乏しい状態で1試合を戦い抜く状況」を生み出していることがよくあります。
「初動は物資の運ゲーだ!」と言う方もいると思いますが、上手な部隊は運をも引き寄せるためにできる限りのことを行なっています。

降下の方法について理解しよう!

降下前には目標地点にピンを立てておくと、降下のタイミングを掴みやすいです。
経験上、「最速に近い降下を始めるタイミング」と「降下目標地点の距離の関係」は以下の通りです。※ぜひ他の方の意見も参考にしつつオリジナルの考えを洗練されることを推奨します。

降下地点までの最短距離降下のタイミング降下時の姿勢
①500m以下(即降り&真下付近のエリアへ降下)降下可能になった直後ピンに向けてまっすぐ(スピード最高値を維持)
②500m以下430~450mピンに向けてまっすぐ(スピード150前後を維持)
③500~600m以上ピンに対する最短距離スピードが140を維持するようにクネクネしながら降下

被せを回避し、駆け引きで勝つ降下を意識しよう!

カジュアルでは上記の表の距離とタイミングを目安に降下していますが、ランクではここに少し駆け引きが加わります。降下前にはシップの進行方向の正反対を向いて、部隊の降下数、偏り状況を見ていきましょう。

どの部隊も、基本的にはなるべく降下地点が被らないようにしたいと思っているはずです。いつ降りようか迷ううちに、敵部隊が先に降りているのが見えたら、降下を躊躇しますよね。

そこで、オススメするのが「最速ではないやや早めの降下」です。表の①のパターンでは最速降りしか選択肢がありませんが、②と③の際に有効です。他の部隊に目的地への降下を見せつけることで牽制し、同じエリアへの降下を避けさせる狙いです。

②と③で最速降りのタイミングで降りた場合、それよりも先に降下を始めた部隊がこちらに気づかず(もしくは頑固に)軌道を変えないことで被ってしまうリスクがあります。

いわゆる「モロ被り」を防ぐことがランクでは非常に大切です。降下中も仲間と声を掛け合い、降下エリアと周辺エリアの部隊数等を共有しておくと安心ですね。

状況に応じて柔軟な降下場所の選択を!

シップの進行方向の正反対を確認していると、敵の部隊の全く降りていないエリアもたまにあるので、後から戻るように降下するのも一つの方法です。特にシップの進路の真下付近のエリアは見逃されやすい傾向があるため、注意しておくといいでしょう。

シップの進路が極端にマップの端である場合は、真逆の遠方への降下をするほど敵は少なくなると考えていいでしょう。最奥のエリアへ届かない場合は、一度ジャンプタワーを経由しての移動も選択肢に入れておきましょう。

おすすめの降下場所

どれだけ工夫しても降下地点が被ることは当然あります。シーズン6スプリット1におけるおすすめの降下地点を2つの観点からご紹介します。
※スプリット2ではキングスキャニオンの降下場所を更新予定

①敵部隊と被っても物資にあまり困らないエリア

  • スカイフック
    2~3部隊が被っても漁ることのできる建物の数、試練の間と調査キャンプへ繋がるルートでも物資が期待できる柔軟なエリア。
  • フラグメント
    被っても漁ることのできるスペースがあり、間欠泉方向の無名の町や誰も降下しなかった場合の列車庫へのルートもある。マップ中央ということで、安地移動も比較的容易な点が魅力。
  • 火力発電所
    中心のタワーとその周辺、マップの南西の小さな家が点在するエリア、リスポーンのできる東の大きな建物のエリア、駅の4箇所を漁ることができる。

②初動の戦闘時に漁夫を回避しやすいエリア

  • ラバーシティ、ザ・ドーム、発射場
    上記の3エリアは、移動する際に開けた平地を移動する必要があるため、被った敵部隊と戦闘を行なっても、移動してくる漁夫部隊の存在に気付きやすいです。
  • 間欠泉、展望、ツリー
    上記のエリアは漁る場所が少ないため、被った場合に物資が枯渇するリスクがありますが、周りのエリアとやや隔離されている点から漁夫のリスクは軽減できます。狭いエリアのため、そもそも被せてくる部隊も少ない印象です。

どのエリアに降下したとしても、戦闘(射撃)を始めたらその音をきっかけに集まってくる部隊の有無、周辺部隊の反応に目を配りましょう。

十分な物資を確保する漁り方

序盤に戦闘を行うかどうかに関わらず、ランクでは降下直後の物資量がマッチ全体の部隊の動きや成績に影響することは間違いありません。部隊で連携して効率よく物資を収集するだけで勝ちやすくなるはずです。

漁る場所は広く、均等に

部隊全員が隣り合う建物に降下すると、漁った場所を味方が再び通ることになりがちで、非効率になってしまいます。
当然、敵部隊と被ってしまった場合は味方同士の距離を近く保ってカバーしやすい状況を作ることも大切です。ただし、よっぽど敵と同じ場所に降下していない限りは、3人が広く均等にエリアを分担して漁りましょう。

安地へ向かうことを前提に、最終的に1箇所に集合するイメージで漁ると素早く漁ることができます。
この際、味方が必要としているアタッチメントなどを代わりに持って行ってあげると、余計な往復を防ぎ、迅速な移動ができます。

また、移動や回避スキルの高いレジェンドを使用しているプレイヤーや、部隊で最も能力が高く生存が期待できるプレイヤーが、単独で別のエリアを担当する(2箇所を漁る)ことも物資を確保する手段として有効です。
例:2人が調査キャンプを漁り、1人はスカイフックと繋がるトンネル内を先に漁る。

接敵ラインを意識して漁る

漁る場所が被った場合、そのエリアをどれだけ広く占有できるかでアーマーや武器の質に差が生まれます
降下直後に漁りながら、隣の建物から敵の足音がした場合を想像してください。
まだ十分に戦える状態でなければ漁る場所をそこまでにして、味方の方へ合流しようとしますよね。これはつまり、そこから先の建物を漁ることを諦めることになります。

私はこの敵と遭遇する境界線を「接敵ライン」を便宜的に呼んでいます。本格的な戦闘を始めるまでは、接敵ラインが物資を漁ることのできる境界線となります。味方全員でエリアの端から漁っていき、敵に大部分を占拠されるように接敵ラインを作られると、途端に漁る場所が制限され苦しくなることでしょう。

そこで、おすすめなのが「敵の近くから逃げるように漁っていく」方法です。敵の降下場所から近く、エリアの中心となる場所から漁っていくことで敵に「もうここから先は漁られているな」と思わせることができます。

下の画像は「スカイフックの東側に敵が降下した場合に、中央から漁ることで西側を広く確保する一例」を示したものです。

しかし、敵に近い場所から漁るということは当然交戦のリスクもあります。最もリスクの高いエリアは逃げる性能の高いレイス、パスファインダー、オクタンなどが担当することで、緊急時にも退避できるようにしましょう。
※今シーズンはブラッドハウンドの強化により、孤立した敵を集中的に攻撃する傾向が強まっているので、離れすぎには要注意です!

終わりに

今回はランクでポイントを盛るために重要な最初の降下と物資の漁り方について考えてみました。細かい点を挙げればキリがありませんが、序盤を有利に進めるために共通して言えるポイントは敵の行動への想像力です。

「敵はどこへ降りて、その後どこを漁るかな?」「安地に向かって周りの部隊はどんなルートで移動するだろう?」といった想像を働かせて、相手の行動を制限するように立ち回ると、移動も物資量も有利な状況を維持しやすくなるでしょう。

序盤で安定した物資を確保することがランクで継続的にRPを稼ぐための第一歩です。ぜひ参考にして、有利な試合運びを実践してみてください!

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